木材の腐食や劣化を調査 錦帯橋で5年に1度の健全度調査
KRY山口放送
国の名勝=岩国市の錦帯橋で、木材の腐食や劣化を調べる5年に1度の調査が行われています。 錦帯橋の健全度調査は岩国市が5年毎に行っていて、荷重をかけたアーチのたわみ具合などを調べる9月の「強度試験」に続き、きのう(21日)から「老朽調査」が始まりました。 岩国市から委託を受けた早稲田大学の教授や学生が、橋の下にもぐりこみます。 ハンマーで叩いて音の響きを調べたり、水分量をどのくらい含んでいるかを表す「含水率」を測定し、腐食が疑われる部分を特定していました。 (早大理工学術院 輿石直幸教授) 「前回(5年前)も多少傷みは出てきているがそれから極端に進んでいる感じはない。小康状態を保っている」 Q調査結果は、今年度中に早稲田大学から岩国市に提出されます。 調査と並行して防腐剤を塗るなどの保全工事も行われ、錦帯橋はこれから花見シーズン前の来年3月中旬までカバーに覆われた状態となります。