40 年続くラーメン店「再出発」、産後の妻に「サプライズ」……巨大ホームセンターで見えた“新生活” 何買った?『every.特集』
■憧れ続け…初めての自分の車を購入
ジョイフル本田でレジを待っていた男性が買っていたのは、電動ドライバーです。車が大好きという19歳の男性。その使い道を聞きました。 男性 「今から車を納車するので、そのタイヤを替えるんで。人生で初めて自分のお金で買った車です」 今年2月、貯金をはたいて人生初の車を購入。電動ドライバーは、この後納車されるという車のタイヤ交換で使うんだそう。 「中学生くらいからずっとほしい車で」と男性。購入したのは、トヨタの2003年式のマークⅡ。去年の春に高校を卒業し、建設機械の部品工場に就職しました。1年かけてコツコツ50万円を貯金し、念願だったこの車を買ったといいます。
■山形から親子3人で運転して埼玉へ
男性は、両親と弟の蓮さん、妹の5人で暮らす髙橋涼さんです。車好きの父・康治さんが幼い頃からドライブに連れて行ってくれたそうです。 涼さんが6歳の頃、父・康治さんが乗っていたのがマークⅡでした。以来お気に入りで、中学生の頃には「自分で買うならこの車!」と決めていたんだそう。 「貯金して、やっと買えたので楽しみです」と、涼さんは待ちきれない様子。隣にいた康治さんも「ついに来たなという感じです。自分も楽しみにしていたので」。 ――車でどこか行きたい場所はありますか? 涼さん 「自分山形(在住)なんですけど、山形の山、景色見えるところに行きたいなって」 髙橋さん一家のお住まいは山形県でした。1年かけて探し続けたマークⅡを見つけたのは、自宅から約250キロ離れた埼玉県だったのです。納車のため前日の夜に山形を出発し、約7時間かけ、親子3人で運転しながら関東へ向かいました。
■父も「懐かしい」「たまんないな」
待ちに待った車との対面。その様子を、埼玉・八潮市の中古車販売店で取材しました。約13年ぶりに、目の前に念願の車がありました。涼さんは思わず「イエ~イ」と言い、父・康治さんとともにスマホのカメラを向けました。車の周りをぐるっと、嚙みしめるように眺めます。 ドアを開けて車内を覗いた涼さんは「お~! いいな~」と感激した様子。父・康治さんも「懐かしい」「たまんないな」と、車を眺めて喜んでいました。 ――いかがですか? 涼さん 「めちゃめちゃうれしいです! これが欲しくて、1 年間頑張ったので。丸っこい形がずっと好きだったので。いっぱいいろんな所、遠くに行きたいです。自分の宝ですね。一生乗りたいです」 康治さん 「すごく楽しみにしていたのでうれしいです。たまに貸してもらって、乗せてもらいたいな」