元三井物産・資産数億円投資家が「毎日かかさずやっている〇〇額チェック」…暴落に備える準備の方法
暴落も「想定内」
8月5日の暴落の後、市場では「二番底が来るのではないか」との観測がやみませんでした。ただ大切なのは、実際にセカンド・ブラックマンデーがやってきて株価が暴落するかどうかではなく、株価の裏側に見え隠れする暴落要因、起爆剤そのものがいまどうなっているかを真剣に考える、見通す努力をすることだと考えています。 それによって「想定の幅」を広げておくことで、一般的には「ウソだろ!?」となる事態ですら、自分の中での常識として織り込んでおくことができるのです。いま多くの人がそうであるように、米国雇用統計や消費者物価指数(CPI)などの結果、ひいては為替や株価の乱高下に一喜一憂するのではなく、米国景気は実際どうなっていてどう変化していくのだろうかなどと自分自身の頭で考え、必要な情報を集め、その最大限に想定範囲を広げた中で投資プランや資金計画を立てていくことが、強く冷静なメンタルの下地となります。 投資プランや資金計画に幅と柔軟性があれば、本当に「○○ショック」が来たとき、少なくとも狼狽えることはなくなります。あらかじめ立ててある信頼できる計画のもと、冷静に落ち着いた買い付けが可能になるでしょう。8月5日の暴落のように、(少なくともいったんは)ほんの一瞬で終わってしまう暴落もあるため、あらかじめ「優先買い付け銘柄リスト(投資初心者の場合は、基本的には主力にしたい大型の安定配当銘柄になると思います)」を準備しておくのも有用だと思います。 ただ、日銀の利上げ発表以降のような乱高下する相場では、激しい株価変動に焦ってしまう人やどうしても評価損益ベースで株を見てしまう人、単純にまだ相場に慣れていない投資初心者は、不安であれば無理に動く必要はないと考えます。メンタルが弱い人が乱高下する激流相場に飛び込んでも、一瞬で溺れて流され、投資家人生が終わってしまいます。無理は禁物です。仮に投資するにしても、日常生活や仕事の間、完全に忘れていられるような精神的負担のない金額、つまり一般的な資金力の人であれば、様子を見ながらS株投資で入るようにするのが良いでしょう。
紫宝
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