DeNA・筒香嘉智「うまくとらえることができた」 7番で先制打 大関を降板に追い込む
(SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク-DeNA、第5戦、31日、みずほペイペイ)重苦しいムードを打ち破った。DeNA・筒香嘉智外野手(32)が「7番・左翼」で出場。0―0の三回に中前適時打を放って先取点を刻み「追い込まれていましたが、うまくとらえることができました。つないでつくってくれたチャンスでランナーをかえすことができうれしいです」と笑顔で話した。 チームは一回から死球と四球で2死一、二塁の好機をつくったが、5番で日本シリーズ初スタメン起用されたフォードが一ゴロに倒れ無得点。二回も2死満塁としたがあと一本が出せず、スコアボードに0を並べた。 迎えた三回も牧とフォードが安打を放ち1死一、二塁としたが、前を打つ宮崎が一邪飛に倒れた。なかなかチャンスをものにできずにいた展開の中で打席に立った筒香はカウント1―2と追い込まれてからの4球目、低めに落ちるフォークボールをしぶとく捉え、中前に運んだ。待望のホームを踏み、敵地で3試合連続となる先取点。大関を降板に追い込んだ。 試合前の時点で、日本シリーズ4試合で13打数2安打に終わっていた筒香。打順が前日の第4戦の3番から、この日は7番になったが、経験豊富なポイントゲッターは巡ってきた好機をしっかりとものにした。