レンタカーの返却時に、身に覚えのない「擦り傷」が……! 修理代を請求されたのですが、支払わないといけないですか?
レンタル前に「写真・動画撮影」
レンタカーを借りる前に、店舗スタッフと車両のチェックを行います。車両に傷がないか、目立たない場所や裏側などもしっかりと確認し、気になる部分があればささいなことでも指摘しておきましょう。 また、その際に車全体の写真だけでなく気になる箇所の写真や動画を撮っておくようにします。身に覚えのない傷を請求された場合に証拠として提出可能です。 「神経質な客だと思われそう」と遠慮される人もいるかもしれません。しかし、トラブルを避けるためにも写真や動画で残しておくことを推奨します。まわりを気にせずしっかりと撮影しておきましょう。
請求に異議を唱える場合のポイント
全国の消費生活センターに、多数のレンタカーに関する相談が寄せられているようです。そのなかでも「身に覚えのない傷の修理代を請求された」と、レンタカー返却時の修理代に関する内容が数多く寄せられているようです。 各社の保険内容によって基準は異なりますが、レンタカーでは基本的に傷ができてしまった場合の修理費用は、借りた人の全額負担となります。そのため、知らないうちにできてしまった傷も借りた人が支払わなければならないでしょう。 請求に異議を唱える前に、レンタル前に撮影しておいた写真や動画で確認し、使用前に付いている傷なのかどうかを確認してください。写真や動画で傷が確認できた場合には、自分がつけた傷ではないことを伝えましょう。 傷がついてしまった場合は「車両補償」扱いになるため、免責金額までの支払いが必要です。
自己負担をゼロにするなら手厚い保険を選ぼう
駐車場に停めている間に他者から傷をつけられる可能性や、未舗装路で傷が付いてしまう可能性もあります。軽微な傷での自己負担をゼロにしたい場合には「免責補償」や「NOC補填」が付いた手厚い保険を選んでおくと、安心して乗ることができるでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部