PGAツアーがSNSをマジ活用!? インフルエンサーたちを集めたクリエイター評議会の戦略とは?
国内外を問わず、政治・選挙の世界など各方面でソーシャルメディアやインターネットの影響力が従来のマスメディアを凌駕する勢いだ。そんななか、米PGAツアーがクリエイター評議会なるものを立ち上げることを発表した。 女子プロたちのドレス姿
これは10名からなるインフルエンサー(ゴルフコンテンツクリエイター)を集めて、ツアーとコラボしたさまざまな配信をするというものだ。 これまでも8月には2人のインフルエンサーがPGAツアーライブに出演。その2週間後のツアー選手権の前日には、クリエイター・クラシックという16 名のインフルエンサーが参加する試合をイーストレークGCで開催。ゴルフチャンネルやESPN、ピーコック、YouTubeで配信し、250万人の視聴者数を獲得。 これとは別に各クリエイター個人のソーシャルメディアでは合計280万人のビューワーを獲得している。これまで試合前のプロアマが注目されることはなかったが、それが普通の試合の土日のTV視聴者に匹敵する数を記録したことで驚きをもって受け止められた。 その結果、クリエイター評議会が作られることになったのだ。その評議員の一人となったティシャ・アリンさん(31)は、「評議員になれて、他の才能あるクリエイターとコラボできることに興奮している。ソーシャルメディアはゴルフの未来だわ。私たちはゴルフを成長させ、エキサイティングな方法で幅広い視聴者とつながる新しい視点をもたらすことになるでしょう」と語っている。
アリンさんのインスタグラムにおけるフォロワー数は50万人ほどだが、もう一人の女性、ページ・スピラナックさんのインスタグラムのフォロワー数は403万人強。なんとタイガー・ウッズのフォロワー数より50万人以上も多いのだ。 こんなクリエイターたちが集まるのだから、米ツアーには、これまでとは異なる新世代のゴルフファンが増えることになりそうだ。 ※週刊ゴルフダイジェスト2025年1月7日&14日合併号「バック9」より
週刊ゴルフダイジェスト