夢の豪華クルーズ船「シルバー・ムーン」で初めて知った真の”飽食の日々”
あのジャパネットがフルチャーターする、日本初就航のラグジュアリー船「シルバー・ムーン」。11日間のクルーズ料金が一人約100万円~(!)という、このオールスイートの客船は、船旅が初めての筆者にとっては衝撃の豪華さでした。広い部屋、そのベランダでシャンパンをいただく優雅さ、専用バトラー(執事)の親切さ……すべてにおいて感動しまくった興奮は前編でお伝えしました。今回はオールインクルーシブならではのお楽しみ、追加料金なしで楽しめる船内での食事についてお送りします。 【写真】11日間滞在で料金100万円~! 豪華さに感動したクルーズ船内のようす
気持ちのいい朝には、オリジナルのスムージーを
ごくわずかな揺れのせいか、選べる4種類の枕のおかげか、シルバー・ムーンのベッドは上質なゆりかごのようでホントによく眠れる。毎朝6時には目覚め、部屋の遮光カーテンを開ければ、バルコニー越しの陽光。クルーズ船は“動くホテル”だから、面倒なパッキングなどなしに翌朝には次の目的地についている。時差もないから朝が気持ちいいのだ。 乗船2日目の朝はルームサービスで朝食をいただいたが(前編参照)、3日目はまずプールサイドを散歩し(上写真)、7時からブッフェ形式のブレックファーストをやっているDECK7(7階)の「ラ・テラッツァ」を訪れてみよう。 入り口のマシーンで手洗い、消毒をすませると、まず目に飛び込んできたのはスムージーのコーナーだ(下写真)。 係の男性が、ズラリ並んだ野菜、果物に牛乳、豆乳などを組み合わせて、ゲストの要望や好みに合わせてスムージーをつくってくれる。が、あまりに材料の種類が多すぎて、き、決められない……! 無難に「オススメは?」と尋ねると、さっそく「苦手なものはありませんか? お任せください!」ミキサーにイチゴやらいろいろフルーツを入れ、ミルクベースの冷たいスムージーをつくってくれた。 さらに歩を進めると、飲み物、前菜、シーフード(上写真)、肉類(ハム、ソーセージ)、中華(焼きそば、チャーハンもあり!)、そしてパンのコーナー(下写真)が続き、ついつい取りすぎてしまうことになる。 7時すぎのラ・テラッツァはまだガラガラで(でも7時半ごろには満席)、好みの席を指定できる。このレストランは船尾にあるから、窓際を選べばご覧の雰囲気で(下写真)、一流の朝食をいただけるのだ。ズラリ並んだスタッフたちが「おはようございます!」と日本語で挨拶してくれるのもいい。皆、出身国はバラバラでふだんは英語オンリー。だが、今回はジャパネットのクルーズツアーということで、日本語での挨拶を覚えてくれたそうだ。 その翌日も、また次の日もここでの朝食をチョイスした。店内が明るくリゾート気分を満喫できるし、ドリンク、フードの種類があまりにも多いので、試せるだけ試したくなってしまったのだ(まったくコンプリートできなかったが)。ちなみに好みの調理法で卵料理を提供してくれるコーナーもあって、こちらはウェイターにテーブルでオーダーするシステム。オムレツ具全部入り、目玉焼きなど何でも頼める。