いつでも「絶好調」でいるための5つの習慣。7時間睡眠の人は病気になりにくい
家事や仕事のパフォーマンスを高めるためには規則正しい健康的な生活習慣が第一。体やメンタルの疾患を予防し、本来もつ力を最大限発揮できるようになります。今回は“ストレスで折れないしなやかな心のつくり方”を提唱する精神科医で作家の樺沢紫苑さんに、取り入れたい「5つの習慣」を教えてもらいました。
1:朝散歩
イライラ気分を抑え、やる気をアップさせるのは「セロトニン」という物質。セロトニンは朝日を浴びて、リズム運動をすると活発に分泌されるようになります。 また、人間の体内時計は24時間10分にプログラミングされているので、放っておくと毎日10分ずつずれていくことに。この体内時計は朝日を浴びることでリセットできます。さらに夜は寝つきがよくなるというおまけつき。起床後1時間以内に、15分を目安に散歩をしてみましょう。
●効果のある朝散歩、効果のない朝散歩
OK/日なたぼっこ、雨の日の朝散歩 NG/サングラス、ブルーライトカットメガネ、夜散歩
2:7時間睡眠
アメリカ・カリフォルニア大学の睡眠と健康の関係を調べたデータでは、睡眠時間が7時間の人がもっとも死亡率が低いという結果になりました。 質のいい睡眠を十分な時間とることで疲労回復し、日中も高いパフォーマンスを発揮できます。健康的な睡眠時間として7~8時間の睡眠を目指しましょう。睡眠不足になると、がん、脳卒中、心筋梗塞といった疾患のリスクが高まり、集中力、注意力、判断力、感情コントロールといった脳機能の働きが低下します。
3:朝食は欠かさない
やる気をドバドバアップさせる幸福物質・セロトニンは、朝日を浴びたり、リズム運動をするだけでなく、咀嚼(そしゃく)をすることで分泌が活発になります。 脳のエネルギー源は「ブドウ糖」。低血糖だとずっとボーッとした状態が続いてしまうことに。朝食をとって血糖値を安定させるとパフォーマンスが上がります。また、食事の回数が少ないと血糖値が乱高下して糖尿病のリスクも高まるので、1日3食食べ、脳を活性化しながら生活習慣病も予防しましょう。