『わたしの宝物』の宏樹で田中圭にハマった人に贈る、“ヤバい田中圭”に会える過去の衝撃作5本!
先の読めない展開で話題のドラマ『わたしの宝物』。物語を支えるひとつの要素は、主人公・美羽(松本若菜)の夫・宏樹を演じる田中圭の演技力です。本記事では『わたしの宝物』をはじめとして、彼の演じてきた幅広い役柄について、ぶっ飛んだものを中心にその魅力を紹介していきます。 【動画】並べて見ると壮観!モラハラ、ストーカー、変態、etc…「ヤバい田中圭に会える」過去作5本の予告&本編映像(動画8本)
ドラマ『わたしの宝物』神崎宏樹
冷え切った夫婦関係に追い詰められた美羽は、偶然再会した幼なじみの冬月(深澤辰哉)と関係を持ち、妊娠。真実は隠したまま出産を決意するところから物語は始まります。“托卵”は本来なら許されない行為だけど、そんな美羽の行動も仕方ないと思えるくらい、第1話での宏樹は、あまりにもひどいモラハラ夫でした。 自分を気遣う美和に「笑うなよ」などと何かと言いがかりをつけたり、予定がある美羽に無理やり忘れ物を届けにこさせておいて、ほかの方法で事足りたからとお礼の一言もなかったり。子どもを作ることについて話したいと言われても拒否します。 職場でほかの社員に疎まれ陰口を言われ、しんどい状況だったようですが、美羽にひどい態度をとっていい理由にはなりません。美羽の回想では一緒に笑ったり泣いたりするようないい人だったようで、「結婚してからここまでの間に何があったの?!」と豹変ぶりに困惑しました。 しかし子どもが生まれると、宏樹は改心。美羽にこれまでのことを謝り、子煩悩な父親になりますが、結果的には事実を知ることに。 自分の子でないことがわかった時には美羽だけ出て行かせたり、やっぱり離婚しようと言ったり、仕事で決まっていた冬月の会社への融資を中止したりと、全体的に幼さと自己中心的な様子がある宏樹ですが、美羽を含めさまざまな登場人物が「そんなことする?!」「なぜこの人をまだ信用するのか?」という不可解な言動に出る中で、今や最も視聴者の共感と同情を誘う役になっています。 そう感じさせる理由は、モラハラも子どもを本当に愛している様子も、自分の子ではないとわかってショックや怒りと栞への愛情の間で苦悩する様子も、田中圭が本当にリアルに演じているからではないでしょうか。 彼の確かな演技が、現実離れした物語に真実味を持たせていると思います。物語は最終回を迎えますが、宏樹に訪れるラストが気になります。
ぐみ