負債は約1億円…海外製品に押され“スポーツ用靴下”製造の「丸石」が破産
民間の信用調査会社帝国データバンク金沢支店によりますと、スポーツ用の靴下などを手がけてきた石川県小松市の「丸石(まるいし)」が先月23日、金沢地裁から破産手続きの開始決定を受けました。負債総額は、約1億円です。 民間の信用調査会社帝国データバンク金沢支店によりますと、1947年に創業した同社は、紳士服店や婦人服店などで販売される一般的な靴下を製造してきました。近年はスポーツ用靴下を中心に、特にラグビー用品に特化した企業への販売を手がけ、ピーク時の2003年ごろは年商、1憶5000万円程度で推移していました。 以降は、安い海外製品にシェアを奪われるなど、厳しい経営環境に陥ったことに加え新型コロナウイルスの感染拡大によるスポーツ大会の中止などで受注が減少。その後も、受注が大きく改善されることはなかったといいます。
北陸放送