老後の旅行資金はどうする?55歳から「100万円」を貯める計算をしてみた
定年後、時間に余裕ができたタイミングで、海外旅行に行きたいと考える人も多いでしょう。しかし、海外旅行は国内旅行よりも出費が大きくなるため、前もって計画を立てておくことが必要です。 本記事では、55歳から60歳までに、旅行資金として100万円貯めるためには、月にいくらずつの貯金が必要なのかについてと、旅行資金のための節約ポイントや、旅行代を無理なく抑えるポイントなどを紹介します。
老後の旅行資金の貯め方
今回は、55歳から5年後に定年退職し、ヨーロッパ10日間の旅行をすると仮定して、月に何万円ずつ貯金する必要があるかを計算します。 まず、ヨーロッパ10日間の旅行にかかる費用の相場を紹介します。ツアー旅行を利用する場合の相場は、25万~95万円ほどです。プランの内容によって変動が大きいようですが、今回は存分に旅行を楽しむために、100万円を事前に用意しておきたいと考えます。 5年後に100万円を準備するためには、1ヶ月で約1万7000円貯める必要があります。 ・100万円÷60ヶ月(5年)=約1万7000円
旅行資金を貯める方法
5年後にヨーロッパ10日間の旅行をするためには、毎月約1万7000円の貯金が必要と分かりました。ここでは、旅行資金を継続的に貯めるためのポイントを紹介します。支出の割合が大きいものから節約できないか考えていきましょう。 ■住宅の見直し 今住んでいる住宅が、自分たちのライフスタイルに合っているかを検討しましょう。持ち家でローンの支払いが完了する場合は毎月の出費が減るため、問題ないでしょう。賃貸の場合は、見直しの余地があります。 例えば、子どもが独立した後に使っていない部屋がある場合は、夫婦で必要な部屋数の住宅に引っ越すことで、家賃を節約できるでしょう。 ■スマートフォンの見直し スマホの通信会社を変えることでも、大幅な節約が可能です。格安SIMへの変更は、現在使っているスマホ自体を使い続けられるうえに、費用の節約ができます。 自宅で利用する際はWi-Fiにつなぎ、使用頻度があまり多くない場合は、データ使用量の少ないプランに変更することも、費用を抑える一つの手段です。 ■クレジットカードの見直し クレジットカードは、利用するとポイントが貯まっていきます。旅行会社によっては、クレジットカードのポイントを旅行代金として利用できる場合があるため、買い物の際にはクレジットカードを利用して、ポイントを貯めることをおすすめします。 また、クレジットカードを複数枚利用している場合は、1枚にまとめられないかどうかを検討しましょう。クレジットカードをバラバラに使っていると、ポイントも分散されてしまいます。1枚でも問題ない場合は、まとめたほうがポイントを貯めやすいでしょう。