「ゆき兄としてもみんなを支えたかった」8LOOMメンバーの綱啓永が振り返る転機となった作品の“秘話”
「ジュノンボーイ」グランプリ受賞者にして、戦隊ヒーロー出身。ドラマ「君の花になる」では劇中のボーイズグループ・8LOOMメンバーとしても活躍。 【画像】綱啓永さん。 そんなイケメン若手俳優の王道路線を歩んできた綱啓永のキャリアを振り返りつつ、元カノに未練タラタラな挙動不審な男子をコミカルに演じた最新出演映画についても語ってもらった。
●母親の知人の推薦で、「ジュノンボーイ」に応募
――幼い頃の夢を教えてください。 これといった夢みたいなものがない、というか興味すらなかったのですが、小学校の課題みたいなもので、そういう夢を書かなきゃいけないじゃないですか。そのときは、「銀行員」と書いていました(笑)。小学校の頃は水泳、中学に入ってからはサッカーをやっていたんですが、水泳選手やサッカー選手になりたいと思うほどの腕前ではありませんでした。 ――17年、「第30回ジュノン・スーパーボーイコンテスト」でグランプリに獲得されますが、応募動機に関しては? 父親がドラマ好きだったこともあって、家のTVでは常にドラマやバラエティーが流れていて、自然とTVっ子になっていました。だから、山﨑賢人さんのように「この人、すごいな。カッコいいな」という人はいたんですが、自分がそこを目指そうという気持ちにはなりませんでした。その頃も今も、自分にどこか自信がない性格ですし。 そんなとき、母親の知人の推薦で「ジュノン」に応募することになったんですが、そのときに「これは自分の人生を変えられるチャンスかも?」と思えたんです。 ――ちなみに、決勝大会でサックスを披露された理由は? 特技を披露する時間があるのに、スノボやスキー以外、これといった特技がなかったんです。それで父親と母親と家族会議をしたんですが、父親がたまたまサックスの動画を見つけて、「これだ!」っていうことになったんです。それで、その動画で演奏されていたスキマスイッチさんの「奏」をそのまま練習しました。2ヶ月間、音楽スクールに通いつつ、家でも自主練しました。高校は帰宅部だったので、中学のサッカー以来、僕としては一生懸命頑張ったと思います。