富士通、間接部門の幹部に早期退職募集…組織再編で余剰人員を削減
富士通は31日、早期退職の募集を行ったと発表した。総務や人事といった間接部門の幹部社員が対象で、応募人数は非公表。応募した社員は原則、同日付で退職したという。 【写真】富士通の時田隆仁社長
組織再編で重複する業務が生じ、余剰人員を削減した。人材の最適配置や生産性の向上を図り、成長事業と位置付けるデジタル関連サービスに経営資源を集中する。
富士通は、退職金の割り増し分や再就職支援の費用として、約200億円を計上する。2025年3月期の連結業績予想(国際会計基準)は、前回公表時と比べ、最終利益を140億円少ない2120億円に下方修正した。26年3月期は、人件費の削減で数十億円の増益効果を見込む。