“鼻の捜査官” 警察犬の選考審査会
びわ湖放送
事件の捜査や行方不明の人物の捜索で強い味方となる‶鼻の捜査官“警察犬の選考審査会が29日、守山市で行われました。滋賀県警では警察犬について、民間の訓練施設などで飼っている警察犬とその指導員を募る嘱託方式を取っています。審査会は、次年度の警察犬を選ぶために毎年、開かれていて、今年は、県内外から「シェパード」や「レトリバー」など14頭の警察犬と11人の指導員の候補が参加しました。 審査会では、犯人が歩いた跡を匂いを嗅ぎながら正確に辿っていき、遺留品を見つけ出す「足跡追及」と、布の匂いを嗅いだ後、離れたところにある複数の布から同じ匂いのものを見つけ出す「臭気選別」が行われました。警察によりますと、県内では今年に入ってからきょうまでに、16件の事案で警察犬が出動しており、行方不明となった高齢者女性の発見や、去年の12月には、登山中に遭難した人の発見などの成果を上げています。審査会は来月も行われ、結果は、12月頃に伝えられる予定で、来年4月には、合格した警察犬と指導員の嘱託式が予定されています。
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