侍パフォーマンス選手権!出塁時に盛り上がる“儀式”は?プレミア12へ一体感生むポーズ決める
侍パフォーマンス総選挙で当選を果たすのは――。11月の国際大会「ラグザスpresents第3回プレミア12」に出場する侍ジャパンは5日、今チームでの初実戦となる広島との練習試合に臨む。野手陣は出塁時のパフォーマンスについて、練習試合で持ちネタを披露し合い、本番で採用するものを選抜する考え。昨春のWBCでは「ペッパーミル」が話題となったが、新生侍ジャパンも一体感を深めて大会連覇を目指す。 【写真】WBCでペッパーミルポーズを見せたヌートバー 侍戦士たちによる青空会議が強化合宿でのウオーミングアップ中、いきなり開催された。新チームパフォーマンスを巡り、まずは楽天の辰己が先陣を切る。「ペッパーミル」や猫の手をまねたポーズを見せ、佐藤は21年にロッテで流行した納豆をかきまぜるような「ネバネバポーズ」で対抗。待ったをかけるように森下は阪神で見せる指でアイブラックをなぞる「アイブラックポーズ」を提案し、ドジャース・大谷の「ヒップロック」まで披露。人気ポーズを出し合い、和やかな空気が流れた。 気になる新パフォーマンスは5日、今チームの初実戦となる広島との練習試合で総選挙が実施される。“選挙委員長”の辰己は「ひとまず数試合はヒットを打った選手が塁上でやってみて、一番しっくりきたやつにしようかなと。明日はパフォーマンスの練習試合でもある。ド派手なやつでいこうかな」と呼びかけた。小園は「ホテルに戻っていろいろ調べながら一生懸命考えるので、楽しみにしていてください」とニヤリ。古賀は「みんなで考え中で何をしようかなと。今までにない新しいパフォーマンスがいいので考えたい」とヒットする新作を絞り出すようだ。 昨春のWBCは「ペッパーミル」が結束を深め、世界一へとつながった。日系人選手のヌートバーがチームに浸透させ、流行語大賞のトップ10入り。ワールドシリーズを制覇したドジャースでは大谷らが両手を上げながら、片足を上げて腰をひねる「ヒップロック」が話題になるなど、チームパフォーマンスの影響力は大きい。 初実戦は所用でチームを離れる源田を除く野手全選手が出場予定。日本シリーズ組合流前の大切なアピールの機会になるが、大会連覇を目指すチームの一体感を深める新パフォーマンスのアピールの場にもなる。(福井 亮太) ≪8回に延長タイブレーク≫5日の広島との練習試合は7回制で、8回に延長タイブレーク練習を行う。打順について井端監督は「実戦感覚を取り戻すのが第一優先。CSに出ていない選手、出た組の順で、あとは年功序列です」と実戦から離れている選手を優先的に前に置いた。7番・DHの五十幡は6回以降は代走で待機する。先発は日本の開幕戦となる13日オーストラリア戦に向かう井上で3回を予定。観戦にはローソンチケットで入場整理券の事前取得が必要になる。