「貴重な」赤ちゃん抱っこで学ぶ 人口減進む地域、京都府の中学校で特別授業
昨年1年間に生まれた赤ちゃんは26人。人口減少が進む京都府京丹波町の和知中(同町市場)で赤ちゃんとのふれ合いを通じて命の尊さを学ぶ授業が開かれた。 【地図】授業が行われた京都府京丹波町 生後8カ月と1歳2カ月の赤ちゃん2人とその親が10月24日、同中を訪れた。 赤ちゃんが母親のおなかにいた時のエコー写真や産着を見せてもらった2年生11人は、子育ての楽しさや苦労について質問した。 1歳2カ月の赤ちゃんのお母さんは「妊娠中はおなかが大きくなるにつれて疲れやすくなる。生まれてからは3時間おきの授乳がたいへんだった」と振り返り、「歩くようになってさらに目が離せなくなったが、成長を感じられるのはうれしい」と話した。 泣いたり、動き回ったりする赤ちゃんを生徒があやしながら抱っこする時間もあった。授業を受けた生徒は「赤ちゃんに泣かれてしまったけど、とてもかわいかった」とほおをほころばせた。