米ハーバード大学院生が、被ばくの健康影響を学ぶ 福島県双葉町の震災・原子力災害伝承館
福島県内で地域保健に関する学習活動に取り組む米ハーバード大T.H.Chan公衆衛生大学院の学生は9日、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れ、放射線被ばくによる健康影響に理解を深めた。 同大学院国際保健・人口学講座の後藤あや教授(福島医大特任教授)が設けた実践型学習コースの一環で、米国やコロンビアなどから15人が参加した。伝承館の高村昇館長の専門講座を受講した。高村館長は自身が取り組むチェルノブイリ原発周辺地域や東京電力福島第1原発事故被災地での医療支援活動を紹介した。 学生は館内も見学。津波で流された郵便ポストや住民避難の経過をまとめた映像を見て回った。福島第1原発も巡った。