熊本電鉄が平日25%減便へ…運転士不足、運行間隔を広げて始発繰り下げ・終電繰り上げも
熊本電鉄(本社・熊本市)は7日、2月3日から電車の運行本数を平日で約25%減便する大幅なダイヤ改正を行うと発表した。運転士不足が理由で、運行間隔を広げるほか、始発を繰り下げ、終電は繰り上げる。 【写真】熊本市電また脱線、2024年の運行トラブル通算16件目(昨年12月31日)
同社では慢性的な運転士不足が続いており、2~3年前から7人体制だったが、来月から4人に減り、運行本数が維持できなくなったという。新たな応募があっても免許取得に1年以上かかるとして、当分の間は増便ができない見込みだという。
同社によると、運行本数は平日が38~40本減の121本、土曜は51本減の97本、日祝日は29本減の91本となる。運行する間隔も、藤崎宮前―御代志駅間では、朝夕のラッシュ時(午前6時半~9時、午後4時~8時)がこれまでの15分から20分に変更となる。
平日の始発時刻は、御代志駅発などで10分、上熊本駅発などで30分遅くなる。平日の終電時刻は藤崎宮前駅の場合、25~55分早まり、午後10時35分となる。ダイヤ改正は熊本電鉄のホームページなどで周知する。