【ノーベル平和賞】まもなく授賞式「想像してもらい“自分事”として考えて」被爆地の思いを世界へ《長崎》
(日本被団協 和田征子事務局次長(1歳の時 長崎で被爆)) 「みんなで作り上げたもの。被爆者の気持ちが本当に伝わればいいと思っている。 皆さんに共有して想像してもらって、自分事として考えてもらえるようになってほしい」
また ノーベル平和センターでは、日本被団協の受賞を記念した展示会が開かれる予定で、授賞式の翌日にオープニングセレモニーが行われます。 テーマは『人類へのメッセージ』。
会場には、原爆投下後の様子がわかる写真や絵が展示されます。 (高校生平和大使 津田 凛さん(長崎東高2年)) 「被爆者のメッセージを伝えるためにここに来た」 一方、高校生平和大使4人は9日、現地の高校に出向き、被爆者の体験をもとに原爆の悲惨さや、核兵器廃絶を訴える出前授業を行いました。
(高校生平和大使 津田 凛さん(長崎東高2年)) 「私の祖父は何度もがんを患っている。原爆の影響は79年たった今も続いている。生き残った人たちものちに病気を患い亡くなっている」 そして 平和への願いを込めて折り鶴を制作。 現地の高校生に鶴の折り方を教えながら、ひとつひとつ丁寧に完成させました。
(高校生平和大使 大原 悠佳さん(長崎西高2年)) 「高校生の方々が真剣に私のつたない英語を聞こうとしてくれて、そういった相手のことを思うような気持ちが “平和につながっていく” と改めて思うことができた。世界には温かい心を持って平和を望む人がいるからこそ、私たちはもっと声を上げて、平和な世界を作っていく必要があると感じた」