ド軍・先発のビューラー（AP）

ナ・リーグ、リーグ優勝決定シリーズ第3戦（メッツ0―8ドジャース、ドジャース2勝1敗、16日、ニューヨーク）米大リーグのポストシーズン（PS）は、ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ（7回戦制）第3戦がシティ・フィールドで行われ、ドジャースは8―0で勝利し、2勝1敗とした。 【写真】試合前セレモニーに登場したドジャース・大谷翔平、名前がコールされると球場全体から大ブーイングが起こった 先発したウォーカー・ビューラー投手（30）が4回3安打無失点、6奪三振と好投を見せた。 右腕は「重要な局面や厳しい局面を乗り越えることができたという点は誇りに思っている。それによりいつもより多くの四球を出すこともあるが、10月の試合はゼロに抑えることが目的。それを4イニング達成できたのはよかった」とピンチを背負い、球数90球を要しながらも無失点に抑えたことに納得の表情を浮かべた。 データサイト「オプタスタッツ」は4イニング以下＆球数90球以上を投げた投手が無失点に抑えたのはメジャーのPS史上初だと伝えた。 一回は2死から三塁内野安打を許すもアロンソを空振り三振。二回は2四球と安打で1死満塁とされたが、F・アルバレス、リンドアを連続三振。三回には安打と死球で2死一、二塁としたがマルティネスを空振り三振とした。今季は1勝6敗、防御率5・38と振るわなかったが、過去のPSで結果を残し大舞台に強い〝ビッグゲームピッチャー〟とも呼ばれる右腕。気温10度前後と肌寒く、投手には厳しいマウンドとだったが相手に流れを渡さなかった。 「大事な試合、あるいは自分が大事な試合に出場すること、文字通り私にとってそれが全て」とPSの登板に絶対的な自信を持つビューラー。「今夜を楽しんで、第7戦に登板しなければならない場合に備え、準備するつもりだ」と3勝3敗となった場合は中4日で登板する意欲も見せた。