【食欲がない日の救済ごはん】 冷やし茶漬けに刻んだおしんこを! ぬか漬け独特の酸味が食欲を誘う
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。 絶品 “のっけごはん” レシピ(全31品)の画像を一気見! きょうの当番は、白央さん。
vol.61 刻みおしんこのっけ冷やし茶漬け
ああ……昔はどんなに暑かろうと食欲が減退することなんてなかったのに、今じゃてきめんにやられてしまう。蒸し暑い日々が続くと食欲、湧かないんですよねえ。 そんなとき私を助けてくれるメニューのひとつが、これ。 野菜のぬか漬を細かく刻んで冷やめしにのっけて、冷たいお茶でいただきます。ぬか漬け独特の酸味が食欲を誘って、いいもんですよ。 ■材料(1人分) ・野菜のぬか漬け:キュウリ、ニンジン、ナス、大根など各2切れ程度 ・冷やごはん:1膳分 ・好みの冷たいお茶、いりごま:適量 ■作り方 (1) ぬか漬けをそれぞれ細かく刻む。 (2) ごはんをよそって(1)をのせ、冷茶をそそぎ、ごまを散らす。 食欲の沸かないときって、うま味やコクをばっさり減らして、シンプルな味わいを基調にするといいですね。 ごはんは水でひと洗いして、ざるに上げてから使うと、より食べやすくなります。お茶は今回冷たいお煎茶を使ってますが、麦茶でもウーロン茶でも合いますよ。 先日しらいさんが紹介してた松山あげ、ホント好きなんですよ、私。愛媛で工場見学したこともあるんですが、丁寧に作られてました。全国のスーパーでも置くとこ、増えてますよ! おいしいもののっけ隊(隊員2名) 白央篤司(はくおう あつし) 「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。 しらいのりこ お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
白央篤司