【写真：Getty Images】

　カナダ、米国、メキシコで共催される2026年のワールドカップ・アジア最終予選の組み合わせ抽選の結果、中国は日本と同じC組に入った。中国メディア『捜狐』は、日本代表に対して中国代表が勝利をもぎ取るための方法を現地時間15日に報じている。 【画像】カタールW杯ワーストイレブンのフォーメーション 　26年に開催されるW杯出場をかけて、アジア最終予選の初戦でサッカー日本代表は中国代表と9月5日に対戦する。W杯出場をかけた重要な戦いの始まりということもあり、中国側も万全の準備を整えるために動き出しているようだ。 　記事では、「ブランコ・イバンコビッチ率いるチームと日本代表の初対決が目前に迫り、準備が本格化している」と前置きし、「情報筋によると強敵に対抗するため、監督は代表チームから離れていたベテランを何名か呼び戻し、チームの総合力と経験を強化するつもりのようだ」と伝えていた。 　そして日本戦に向けて招集される可能性がある選手として名前があがっていたのが、現在35歳のDFキョウ・シホウだ。報道では「彼は35歳になるが、驚くほど健康なままだ。今季も中国スーパーリーグの全18節に先発出場し、2ゴール5アシストを記録している。DFとしてこのような成績は本当に珍しい。監督からも気に入られており、代表チームの手薄なSBの強力な助っ人として期待されている」と、人材不足に苦しんでいる左SBで活躍が見込めると言及していた。 　そして期待の新戦力として名前を挙げられていたのが、19年に中国へ帰化した現在26歳のホウ・ヨンヨンだ。同選手は現在ノルウェー2部のランハイムでプレーしている。今季はリーグ戦14試合に出場し、10ゴール4アシストをマークするなど非常に際立った活躍を残していた。 　同メディアは、「彼は優れたスキルと意識を持った選手だ。彼が好調を維持すれば中盤の核となる可能性があり、代表チームの中で頭角を現して攻撃陣に新たな活力を吹き込んでくれるだろう」と、活躍が期待できる理由を強調している。経験豊富なベテランと新たな帰化選手を招集して、チームを率いるイバンコビッチが彼らをうまく融合させることができれば、日本代表も初戦で非常に苦しい戦いを強いられるかもしれない。