【BOM】奥脇竜哉がクンクメールと対抗戦「朝陽と名高より絶対インパクトある勝ち方をしたい。今回も速攻勝負を狙って行く」
2024年10月13日(日)東京・Spotify O-EAST『Shimizu presents BOM 49』にて、「ムエタイvs.クンクメール3vs.3対抗戦」でプロエウン・ソチェット(カンボジア)とフライ級(50.8kg)3分3Rで対戦するWBCムエタイ世界フライ級王者の竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。 【写真】前回の試合でダウンを奪った後のアピール 竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。 2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。現在はRWSを主戦場に活躍し、7月のRWS JAPANではゲオナーカーに判定勝ち。9月のBOMではシヴァラットに初回KO勝ちでWBCムエタイ世界フライ級王座も獲得した。 ■もう練習しないと落ち着かない身体になってしまった ――前回9月のBOMではWBCムエタイ世界フライ級タイトルマッチで1RKO勝ちで、念願のWBCタイトルを獲得しました。 「2019年6月に1度獲れなかったベルトですが、2度目の挑戦で獲ることができて良かったです。次のラジャダムナンスタジアムのベルト挑戦に向けていい流れができたとも思っています」 ――作戦はどういうものでした? 「自分の最近の得意技であるローとボディブローで1Rから速攻勝負を仕掛けて早く倒そうと思っていて、それがはまったかなという感じでした」 ――速攻勝負を仕掛けたのはなぜですか。 「やっぱりタイ人をリズムに乗せるとまずいですし、僕の試合の後に控えている名高よりもインパクトある勝ち方をしたいなと思っていました」 ――練習はすぐに再開されたんですか。 「そうですね。3日~4日休んでから、なんだかんだで指導とかで毎日ジムに行くので、ダメージもなかったのでもうこのまま練習しようと思っちゃいました(笑)。練習しなかったら寝られないし、お腹も空かないので、もう練習しないと落ち着かない身体になってしまいましたね」 ――今回、クンクメールとの対抗戦のメンバーに選ばれました。 「15歳の時ぐらいにカンボジア人選手とは一度、タイの田舎のチョンブリーで戦ったことがあるので、今回は2回目になります。その時の試合では、30秒ぐらいで僕がKO勝ちだったので、今回の試合に参考になるようなカンボジア人選手の特徴は掴めていません(笑)」 ――今回の相手に関してはどういう印象がありますか。 「試合映像を見た限り、クンクメールの選手はみんなアグレッシブで結構ガンガン来る印象があります。僕の対戦相手の映像も見たんですけど、『そこで蹴り出すんだ!?』みたいな、あんまり型にはまった攻撃をしてこず、変な軌道で蹴ってくるのでやりにくさはあるのかなと」 ――クンクメールっぽい動きですね。そういう選手に対してどういう対策をしているんですか? 「しっかりガードを上げて、前の手でしっかり使ってさばいて、いつも通りローで削っていく作戦でいこうかなと思っています」 ――選手としてはどういった肩書きや戦績があるといった情報はあるんですか? 「何試合か映像はあったんですけど、そういう情報は全くわからないですね。僕が見た試合では勝ちと負けが半々で、ヒザ蹴りでぶっ倒れていた試合もありました。倒れるときは倒れるんだなと。あと、なんかクンクメールで1R10分の試合があるのか、その試合ではずっと前に出続ける戦い方をしていたのでスタミナもあるのかなと思います」 ――竜哉選手がチャンピオンだけに、クンクメール側もチャンピオングラスの選手を出してくる可能性もありますよね。 「その可能性もあるし、実力は未知数です。僕はここ最近はタイで有名な肩書きのある選手とばかり試合をしてきて、今回のような情報のない選手とやるのは久しぶりなのでワクワクします」 ――ムエタイの代表として戦う意識もありますか? 「そうですね。ちゃんとしたムエタイを見せて勝ちたいと思います。全階級を見てもムエタイの方が強いと思いますし、僕もムエタイ代表としてちゃんとクンクメールに勝てるように頑張ります。そして、今回いい勝ち方をして、以前から目標にしているラジャダムナンスタジアムのタイトルに向かいます」 ――最後にファンにメッセージをお願いします。 「朝陽と名高より絶対インパクトある勝ち方をしたいと思って今回も速攻勝負を狙っています。今回はクンクメールとの3対3対抗戦なので、朝陽につなげてもらって僕もしっかり倒して名高につなげて、ムエタイ勢が全勝できるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」
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