【PGIレディースチャンピオン事前情報】大本命は初制覇を狙う渡邉優美 連覇を狙う遠藤エミも虎視眈々/ボートレース福岡
守屋美穂ら大駒が不在…かつてない群雄割拠の戦いに
今年の出場選手を追う上で、触れておかなければならないことがある。それは主役級が立て続けに不在となったことだ。理由はさておき、守屋美穂、田口節子、香川素子、西橋奈未、高田ひかる、鎌倉涼、土屋南と、優勝してもおかしくないメンバーがことごとく出場機会を失った。 裏を返せば、それだけ実力拮抗、激戦ムードになったということ。中でも中谷朋子や長嶋万記は、ドリームこそ漏れたが実績は十分。中谷は5月の若松オールレディースで今年初優勝を飾ると、続く当地オールレディースでも予選をトップ通過。準優で涙を飲んだが、直近で当地を走ったアドバンテージもある。 長嶋は昨年2つのGⅡを含め、優勝7回。強い長嶋が戻ってきた。意外なことに、長嶋のGI通算4優出は全てクイーンズクライマックスでのもので、このレディースチャンピオンでは優出経験がない。近況の充実ぶりからすれば、初優出どころか、初優勝してもおかしくない存在だ。 元・地元の寺田千恵も実績は十分。4月の当地ヴィーナスシリーズを制した藤原菜希も、当地の難水面を乗りこなす一人だ。 大駒の不出場によってチャンスが巡ってきたのは若手陣。平川香織、後藤美翼、蜂須瑞生、山本梨菜、上田紗奈、刑部亜里紗が初出場を決め、そのうち、平川、上田、刑部の3人は登録番号5000番台。まずは水神祭を目指した戦いになるが、伏兵として注目しておきたい。
マクール