小池都知事が定例会見12月17日(全文1)都庁北展望室などに大規模接種会場を開設
インクルーシブな東京を実現したい
年末を迎えた今だからこそ、あらためて大会が私たちに何をもたらしたのかを振り返る、そしてそれを未来へとつないでいく、その思いを皆さんと共有するために取りまとめたものであります。言語は日本語と英語で作成いたしておりまして、安全・安心な大会の実現、サステナブルな社会への道筋、こういった9点の主な取り組みと成果を紹介いたしております。 例えば今回のパラリンピックですけれども、パラアスリートの皆さんが熱戦を繰り広げる姿、テレビなどでご覧になった方も多いと思います。ああ、あんな競技があるんだとか、あんな力が出るんだとか、やはり百聞は一見にしかずで、実際にご覧いただいてパラスポーツは本当、終わったあとからまたスタートではないかと思います、パラスポーツっていうのは特にね。で、障害の種類や程度が異なるわけですね。そういうアスリートが競い合う姿っていうのは本当に、ああ、これが共生社会を、文字では分かるけれども、実態は、実感するのはそういう1つ1つのシーンなんだなということを感じられたと思います。こういった気付き、この気付きを1人1人アクションへとつないで、多様な人々が共に暮らして互いを認め合う、インクルーシブな東京、実現をしていきたい。 それから、大事なことです、ボランティアの皆さん。選手・関係者の本当に心からサポートをしてくださった、笑顔にしてくれたのがボランティアの真摯な活動です。そしてそれに対して選手の皆さんがSNSで、ボランティアすごいねって、ありがとうねっていう、そのような声を、賞賛してくれたこと、これがまた話題になった。ご記憶にあるかと思いますけれども、大会後のシティキャストへのアンケートをした結果、シティキャストの皆さんが、96.4%の方々が、これからも活動に参加したいという意向を示していただいています。これを契機にボランティアを文化として定着させて、みんなで支える共助社会、つくり上げていきたいものであります。 そして今、都政はこうした大会を通じて生み出されたさまざまなレガシーを発展させていくという新たなステージに入ったと考えます。年度内に公表することといたしております、「未来の東京」戦略のバージョンアップ。この中で具体的な政策についてお話、お示しをすることといたしたいと考えております。ということで、今日は牛乳、コロナ、オリ・パラということでお伝えをいたしました。どうぞ。