小池都知事が定例会見12月17日(全文1)都庁北展望室などに大規模接種会場を開設
オミクロン株でも基本は同じ
オミクロン株の国内流入や感染の拡大を抑えるためには、もう何度も申し上げますけれども、やはり島国日本としては水際対策ということが重要になります。全ての入国者につきましては、オミクロン株の検査結果が確認できますまでは検疫内、または検疫施設に待機させること。 また、濃厚接触者につきまして、検疫施設での待機期間が終了したあとも、引き続き待機期間が終わるまでは施設で待機できるようにすること、などなど。水際対策については、先だっても私自身、厚労大臣にお願いしたところでありますし、また、昨日あらためてこの水際対策についての、またワクチンについての要望を行いました。 都民の皆さんにおかれましては、このオミクロン株でも基本は同じであります。手洗い、マスクやうがい、そして換気ということになります。感染の防止対策、あらためて徹底をお願い申し上げます。それから大切なのは、今申し上げたような基本に、忘れずに、消毒液、あちこち置いてありますけれども、もう一度ちゃんと活用してください。ただ置いてあるだけではありません。活用してほしいっていうことですから、そういったこともあらためてよろしくお願いいたします。 次にワクチンでありますけれども、追加接種の前倒しですけれど、今、新たな変異株の発生ということで、特に第6波へ備えなければならない。そういう中で、極めて重要な項目でございます。今回、前倒し接種に関して都の基本的な考え方を、こちら、まとめたものでございまして、ご説明申し上げます。当面の対象者ですが、まず、医療従事者、そして高齢者施設の入所者、そして施設従事者といたしております。それから高齢者施設入所者以外の一般の高齢者を対象に加え、さらに東京の都市活動の維持ということで活躍する警察とか消防関係、こちらのほうも対象に含めてまいります。
追加接種の前倒しを円滑に進める
医療従事者やクラスターが発生しやすい高齢者施設の入所者・従事者でありますけれども、保有ワクチンを活用して可能なところから速やかに対応すること、そして高齢者の施設入所者以外の一般の高齢者でありますけれども、国からのワクチンの供給状況を踏まえながら区市町村が可能な範囲で令和4年の1月、来月ですね、1月以降、順次対応ということになります。また、2月ですけれども、来年の2月を目途に、都の大規模接種施設で保有ワクチンを活用しまして、警察・消防関係者に対して前倒しで接種をするということで、こうしたことについてきのう国に対しても要望いたしました。そして引き続き、国、そして区市町村などとも調整を図りながら、追加接種の前倒しを円滑に進めてまいります。 3回目の接種を行う都の大規模接種会場ですけれども、都庁の北展望室、そして多摩センター駅近くに多摩センターペペリビルというところがあります、ここに大規模の接種会場を開設します。そして医療従事者の方、救急隊員などを対象として、まず実施をしていく。 今日から早速、予約が始まります。4時からです。16時から。インターネットでの予約になります。これは追加接種用の接種券が手元に届いた対象の方が予約しますので、誰でも彼でもできるというものではありません。ぜひご予約の対象の方は順次ご予約いただければと思います。 また、都庁北展望室ですけれども、これは引き続き、一般の方でまだ1回目も2回目も打っていないという方はいらっしゃいます。きのうの段階で12歳以上で1回目を打った方が84%、83.9%でしたね、だいたい毎日0.1%ずつ上がってるんですが、ですから1回目も2回目も、今も継続中ということです。こういった方はぜひこちらの接種会場で受けられますので、ご検討いただきたいと思います。 続いて話は変わりましてオリ・パラであります。オリンピック・パラリンピックに関連してのご報告。まず、「未来へつなぐ TOKYO2020の記憶」をまとめております。新型コロナという本当に未曾有の災禍の中で東京2020大会、多くの方々の協力の下で安全・安心に成し遂げることができました。きのうもパラバリ懇、大使の方々も、海外の友人の方々から、アスリートの人たちから、本当に開いてくれてありがとうっていう声がずっと来てるんだよっていうお話をご報告もしていただきました。いずれにせよ皆さんの協力をもって成し遂げることができました。