QOL(Quality Of Life)が爆上がり…44歳で会社員を辞めた張本人が語る「FIREする前と後」の違いとは
一度QOLの高い人生を送ると、人生観が変わる
こうやってFIRE前後の時間の使い方を比べてみると、まるで別人のように人生の過ごし方が変わり、QOL(Quality Of Life:人生の質)が爆上がりしました。定年後のことをセカンドライフと言いますが、まさに2回めの人生を送っているかのようです。 QOLが相当低い代わりに給与が高い人生と、収入はそこまで高くはないけれどもQOLが相当高い人生。僕はこの数年の間にふたつの人生を体験することができました。もちろん後者のほうが圧倒的に幸せだと感じますが、そのためには前者のような人生で数年間踏ん張ってお金を貯める必要もあったのかもしれません。 ただ世の中には、既にある程度資産を構築していてQOLが高い人生にシフトできるのに、怖さや不安によってQOLの低い人生から抜け出せない人もいます。 特に以前の僕のように「毎日会社に行って、とにかく頑張らないといけない」と思い込んでいる方々には、きちんとしたプランニングをしたうえで、QOLの高い人生を経験してほしいと思っています。 これは体験してはじめて感じたことですが、今までの常識や人生観が180度変わり、「なんであそこまで頑張ってたんだろう」、「人生を生きるってこういうことだったのか」と憑(つ)き物が落ちたようになったのです。 寺澤伸洋 作家/講演家 ※本記事は『ぶっちゃけFIRE 手取り25万円で子育てしながら1億円ためる方法教えます』(主婦と生活社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
寺澤 伸洋
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