「ただここ目指してやってた」巨人・梶谷隆幸 キャンプ2軍も開幕1軍スタメン 攻守で活躍
◇プロ野球セ・リーグ 巨人4ー0阪神(29日、東京ドーム) 「まず僕はそこに立っているということが一番大事。レギュラーではないので、やっぱりそこを勝ち取って舞台にまず立つこと。そっちのことしか考えてないので、ちょっと今の質問は僕、ちょっとまだ考えられてないかなって思ってますね」 【動画】29日開幕・阪神戦のハイライトはこちら! キャンプ前に阪神との開幕戦について聞くと、真剣な表情でこう答えたのは巨人の梶谷隆幸選手でした。 キャンプは2軍スタート。佐々木俊輔選手やオコエ瑠偉選手などの若手が結果を残したり、2軍に降格していったりするのを横目に、ケガをしない体作りを行い、練習を重ねてきました。3月13日に1軍に合流すると、その日のソフトバンク戦で、ホームラン。“勝ち取る”ために結果でアピールしました。 そして、開幕戦でも、阪神の開幕投手である青柳晃洋投手との相性を買われ、3番ライトで出場することに。 3回にライトの守備でビッグプレーを見せると、1-0と先制した5回、2アウト2塁の場面で青柳投手のボールを見事ライトスタンドに放り込みました。これが“新生阿部巨人”にとっては第1号ホームラン。右手をあげてダイヤモンドを回る姿に大きな歓声が送られました。 試合後に冒頭の発言について聞いてみると、「まぁあの、なってみないと分からないものですし、開幕を迎えられるか、2軍にいるかっていうのも分からなかった状態。ただここ目指してやってたんで、なんか単純にうれしいですし、結果が出るのはなによりうれしいことです」と答えた梶谷選手。「マジメすぎですかね、ちょっと(笑)」とほっと一息ついたような笑顔が印象的でした。