石破首相「報道写真展」を鑑賞 能登半島地震など振り返り
石破茂首相は21日、都内で開催中の「2024年報道写真展」(主催・東京写真記者協会)を鑑賞した。能登半島地震で被災者が救助された瞬間を捉えた写真などを見て回り、「9月の水害の後も被災地に行ったが、絶望の淵にある人たちに国は何をなすべきかをつくづく考えさせられた。それが防災庁の構想につながっている」と記者団に語った。 【写真】食い入るように写真を見つめる石破茂首相 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の活躍をとらえた写真には「絵になるな」と漏らし、「忙しくて(試合は)見られなかった」。産経新聞社が受賞した「鉄路を止めるな ローカル線の底力」の5枚組写真にも足を止め、鉄道マニアらしく見入っていた。 9月の自民党総裁選で勝利した後、総裁室の椅子に笑顔で収まった写真のパネルに「内閣総理大臣 石破茂」とサイン。記者団に「写真の1枚1枚に込められたいろんな思いをもう一度、年末にあたって自分の中で反芻(はんすう)していかなければ」と語った。