豪快なティーショットを放つ前巨人監督の原辰徳氏

　◇男子シニアゴルフツアー　ファンケル・クラシック　第1日（2024年10月18日　静岡県　裾野CC＝6993ヤード、パー72） 　プロ野球・巨人の前監督で、大会特別顧問の原辰徳氏（66）がアマチュア枠で6年ぶりに出場し、2バーディーを奪って大勢のギャラリーを沸かせた。昨年の覇者・宮本勝昌（52）、深堀圭一郎（56＝フォーラムエンジニアリング）、平塚哲二（52＝フリー）が66で回り、首位に並んだ。 　昨季限りで巨人監督を退任した原氏がいきなり魅せた。出だしの1番の第1打は270ヤード近く飛ばし、いきなりバーディー。大勢のギャラリーから大歓声が上がった。 　さらに11番でもバーディー。スコアは80だったが、高橋勝成、倉本昌弘とのラウンドで「いい経験をさせてもらいました。66歳としてはまずまず」と納得した。 　巨人のユニホームを着たファンもいるなど人気は健在。巨人の動向が気になる中「まずは明日」とコースではゴルフに集中していく。 　≪深堀　66首位タイ発進≫シニア3勝目を狙う深堀が6バーディー、ボギーなしで回った。今季は「ショットに不安定さがあった」という通り、ここまでトップ10は1回のみ。2週前の日本プロシニア第2日からアイアンを替えると「持ちやすくなってスイングがしやすくなった」とピンを狙えるようになった。8月開催から10月開催になり「グリーンのスピードはこっちの方がいい」とパッティングも好感触。昨年は2位発進から15位に終わっただけに、リベンジを狙っていく。