有馬記念過去10年の「東と西」 調教師に大差なくとも騎手は関西優勢
今年も豪華メンバーが顔をそろえた有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。今回は「東西の所属」をテーマに、過去10年の傾向から的中へのヒントを探っていく。 過去10年で美浦所属馬が【4-2-3-38】で勝率8.5%、複勝率19.1%。栗東所属馬が【6-8-7-92】で勝率5.3%、複勝率18.6%。着度数で見ると関西馬のほうが若干多いが、関東馬は出走回数が少ない分、勝率や複勝率では大差ない。 一方でジョッキーの所属に目を向けると明確な傾向がある。美浦所属騎手が【3-0-3-45】で勝率5.9%、複勝率11.8%に対して、栗東所属騎手は【6-8-4-67】の勝率7.1%、複勝率21.2%。C.ルメール騎手や川田将雅騎手などの栗東所属騎手のほうが好成績を残している。なお、短期免許騎手は【1-2-3-18】で勝率4.2%、複勝率25%だった。 今年行われたJRAの平地GIでは、美浦所属馬が5勝、栗東所属馬が16勝。美浦所属ジョッキーが5勝、栗東所属ジョッキーが14勝と“関西勢”がともに圧倒している。有馬記念では果たしてどうなるか。 【動画】有馬記念の出走全馬を斬る ロングスパートしてもバテない伏兵に高評価