土佐・高知の名物料理「カツオの塩たたき」を高知と自宅、そして東京で一番美味しく食べ倒す方法
●土佐・高知県の「鰹の塩たたき」を愛してやまない筆者が、高知のおすすめ店と自宅・東京でおいしい塩たたきにありつく方法をご紹介!
高知県を代表するごちそうといえば、何と言っても「鰹のたたき」。特に藁(わら)を燃やして鰹の表面を炙り、大粒の塩と生にんにくのスライスでいただく「塩たたき」は、地元・高知以外ではなかなかお目にかかれない絶品です。 「カツオの塩たたき」を一番美味しく食べ倒す方法の関連画像 筆者が塩たたきにハマったのは、9年間に初めて高知を訪れた時。今までずっとポン酢と玉ねぎ(たまにマヨネーズ)で食べていた鰹のたたきが、塩と生にんにくで食べるだけでまるで違う料理のようで、ものすごく感動したのを覚えています。もちろん鰹そのものが新鮮ということありますが、自分の中で何かが目覚めました。その日以来、ずっと“塩たたきLOVE!!”で生きています。
そして先日、二度目の高知へ行ってきました。桂浜の絶景を眺めながら、心では塩たたきのことしか考えていなかったことを告白します。 一般的に、旅行では腰を据えてお酒を飲むのは夕飯時になりますが、高知は別。朝からでも飲めてしまうのが高知なのであります。
なにしろ、高知には飲ん兵衛のワンダーランド「ひろめ市場」があります。うしろめたさを感じずに昼から飲める場所です。
本場のたたきはやっぱり違う。鼻に抜ける藁の香りがたまらない
まず訪れたのは、「うちのタタキは高知で一番おいしい」と言ってはばからない『やいろ亭』の「塩たたき10切れ」2600円です。 玉ねぎもみょうがも添えてありません。あるのはシンプルに山盛りの生にんにく。そして分厚いカツオです。ビジュアルだけで気分がアガります。塩のみで食べられるのは臭みのない証拠。炙ってあるので少し温かいです。ほぼ生なのにほんのり温かい。これが「塩たたき」ならではの特徴です。
これだけでは終わりません。さらに、『やいろ亭』と並ぶ有名店『明神丸』に移動。ここでも「塩たたき」と「握り」を堪能。こちらのお店は柚子果汁が添えられます。
滞在中は一日1~3皿の塩たたきを食べていました。ビジネスホテルに泊まったのですが、朝食も普通に鰹のたたきが選べて、さすが高知だと感激しました(塩たたきではなく、玉ねぎ&ポン酢でしたが)。そして夜ももちろん居酒屋で塩たたき。念願の高知、3食とも好物で全然OKです。 ちなみに、個人的ナンバーワンは、やはり『やいろ亭』でした。