御年91歳“生涯現役”、ジャズの歴史を体現するサックス・プレイヤー渡辺貞夫が贈る「クリスマスコンサート」の模様をオンエア
12月22日(日)に放送されたTOKYO FMの特別ラジオ番組「TOKYO FM サンデースペシャル SHISEIDO presents Christmas Gift Vol.31 –HOPE– Sadao Watanabe with Strings」。クリスマス直前の日曜日夜、東京・サントリーホールで12月20日(金)におこなわれたサックス奏者・渡辺貞夫さんのクリスマスコンサート「SHISEIDO presents Christmas Gift Vol.31 -HOPE- Sadao Watanabe with Strings」の模様をお届けしました。
“ナベサダ”の愛称で親しまれ、日本を代表するトップミュージシャンとしてジャズの枠に留まらない独自の音楽性で世界を舞台に活躍する渡辺貞夫さん。御年91歳。2021年に音楽活動70周年の節目を迎えました。 “生涯現役”を体現して今なお精力的に演奏活動をおこない、音楽に取り組む熱心さや前進する姿勢は変わることなくコンサート活動を積極的に展開。世界中の“ナベサダ”ファンを魅了し続けています。 そんな貞夫さんのライフワークとも言えるのが、毎年恒例となったクリスマスコンサート「Christmas Gift」。毎回、趣向を凝らした企画でお届けする貞夫さんからの“クリスマスギフト”です。 31回目となる今回のタイトルは「HOPE」。メンバーは、2024年4月にリリースされた7年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『PEACE』をレコーディングした気心の知れたリズムセクションと、20名編成の豪華ストリングスをバックに奏でる心温まるクリスマスコンサートをお届けしました。 * 番組のオープニングで貞夫さんは「こんばんは、そしてメリークリスマス! 渡辺貞夫です」と挨拶し、「これから毎年恒例の私のコンサートの模様を聴いていただきます。今回は『HOPE』というタイトルで、ストリングスを交えてのコンサートです」とコメント。 「2024年も本当にいろいろなことがありましたけど、元日の能登の地震から、年が明け、なかなか落ち着かない日々が続きましたけど、少しでも『HOPE』=『希望』を感じられるコンサートになればという想いでタイトルをつけました」と今回のコンサートタイトルに込めた思いを語ります。 今回のメンバーについては「演奏はピアノのラッセル・フェランテさん、ベースのベン・ウィリアムスさん、ドラムスの竹村一哲さん、そして、押鐘貴之さんとストリングスのみなさんです」と紹介し、「演奏を楽しんでいただけたらと思います」と語りました。 番組では、このプレミアムなコンサートの模様を55分に凝縮して放送しました。 * 貞夫さんがステージに登場すると、会場から盛大な拍手が沸き起こります。オンエアでは「EASY TO LOVE」からスタート。「JUST FRIENDS」「I FALL IN LOVE TOO EASILY」と続き、ますます円熟味を増す音色と演奏で会場を盛り上げていきます。 番組の後半は「IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING」からスタート。「SAMBA EM PRELÚDIO」「MANHATTAN PAULISTA」と貞夫さんのエモーショナルな演奏で会場を魅了します。 コンサートの最後には「Sonho de Natal (Christmas Dream)」でしっとりとした音色を響かせ、貞夫さんからの一足早い“クリスマスギフト”を受け取った観客からは、割れんばかりの拍手が贈られました。 (TOKYO FM サンデースペシャル SHISEIDO presents Christmas Gift Vol.31 –HOPE– Sadao Watanabe with Strings 12月22日(日)放送より)