阪神・岩崎 ウィリアムスに並んだ141ホールド!藤川球児に並んだ甲子園72ホールド! ピンチ招き笑顔なきタイ記録
「阪神1-3楽天」(4日、甲子園球場) 笑顔なきタイ記録樹立となった。阪神・岩崎優投手が通算141ホールドで、ウィリアムスと並んで球団2位タイ。甲子園通算ホールド72は球団1位タイで、藤川球児と肩を並べた。猛虎史に刻む1ホールドとなったが、勝利には結びつかず。無失点救援で仕事を果たしたが、ピンチを招いたとあって、「ゼロで良かったけど、みんな頑張っているので、もっと自分がしっかりしないといけない」と反省の弁を残した。 【写真】糸原豪快ダイブでカメラマン席へ 気迫のプレーで三邪飛を捕った! 出番は同点の九回だ。最初の打者・村林にストライクが入らない。聖地がざわめく中、最後も直球が低めに外れてストレートの四球。続く辰己には二遊間へボテボテの打球を放たれたが、中野の好守に助けられて、一つ目のアウトを奪った。 走者が二塁に進んでも、百戦錬磨の左腕は慌てない。鈴木大は追い込んだ後、3球勝負でスライダーを決め球に右飛。渡辺佳はカウント1-2から内角直球で見逃し三振に仕留めた。1点も許されない場面で窮地を脱しても、岩崎らしく表情を変えることなく、ベンチへと戻った。 開幕からゲラとのWストッパーで戦ってきた今季。自身は球団歴代5位タイの75セーブへ王手をかけているが、“相方”は3試合連続失点で2軍降格が決まった。おのずと増える岩崎の負担。それでもチームのために腕を振り続ける。