県警が〝トクリュウ〟対策に協力呼びかけ 暴力団などの追放目指す県民大会【新潟】
暴力団など反社会的勢力の追放を目指す県民大会が新潟市で開かれ、県警は近年脅威を増すトクリュウなどへの対策に協力を呼びかけました。 【動画】県警が〝トクリュウ〟対策に協力呼びかけ 暴力団などの追放目指す県民大会【新潟】 今年の大会では、闇バイトを通じた特殊詐欺や強盗などで脅威を増す匿名・流動型犯罪グループ〝トクリュウ〟への危機感を高めようと、名称を「暴力団追放」から「暴力団等追放」に変更。県警の滝澤依子本部長は「暴力団はもとより匿名・流動型犯罪グループのような犯罪集団を社会全体から排除する」と呼びかけました。 また社会学者・廣末登さんがトクリュウの実態について講演しました。 ■社会学者 廣末登さん 「暴力団の組員が詐欺を行うと、逮捕されたときに組長訴訟を起こされてしまう。(組員が)偽装離脱や偽装破門をして、匿名になってトクリュウを操る傾向がある。」 ■県警本部組織犯罪対策課 磯辺亮太暴力団対策官 「トクリュウの背後には、暴力団があるとみて常に捜査している。様々な犯罪に触れる犯罪グループなので、今までの部門を取っ払った部門間連携を密に取る体制を強力に推進していきたい。」 県警は、県内にも少なくとも〝複数のトクリュウ〟が存在すると見て実態解明を進めています。