「側弯症で歩けなくても娘は口達者でかわいい」先天性疾患のあるちいりおの母がわが子の姿を発信する「本当の理由」
■パパにはいつも厳しい理央奈ちゃん。そのわけは… ── 佳寿美さんの名前で発信されているinstagramでは、「うちも同じ病気です」というコメントがいくつかありますね。 佳寿美さん:そうなんです。長男も1歳半のときに「急性脳症」という、脳症と痙攣(けいれん)を引き起こす難病を発症していました。さいわい奇跡的に完治しましたが、理央奈も難病を持って生まれてきて、「うちの子たちばかりどうして?」という思いがありました。
でも、SNS発信するようになってからは、投稿を見てくれるみなさんが「うちも同じです」とコメントをくれるようになったんです。まわりの親御さんで、「外からはわかりづらいけど、うちの子は実はこういう疾患があるんです」と打ち明けてくださる方もいました。ほかにも、「元気づけられています」と言ってくれる方が増えて、今では「SNS発信してよかったなあ」と思っています。
■病気と闘ってても…こんなにかわいい理央奈を知ってほしかった ── 理央奈ちゃんの動画はかわいくて大ファンです。おしゃべりもすごく上手ですね。 佳寿美さん:動画には、普段のありのままの理央奈が写っていて、そこに共感していただける方も増えてくれてありがたいですね。最初はけっこうふざけながら撮ることが多かったのですが、そのうちおしゃべりをしたり、パパにお説教したりする動画をアップしたら、「すごい!この子、おしゃべりが上手」みたいに褒めてもらえることが増えました。
理央奈のおしゃべりは日常だったから意外な気持ちでしたが、たくさんのコメントをいただいて「理央奈っておしゃべりが上手なんだ」って初めて気づいて。「いつもの理央奈のおしゃべりがこんなに喜んでもらえるだ」って、たくさんの人に理央奈を知ってもらえるきっかけになることもわかったんです。それからはおしゃべりする様子を多く撮るようになりました。 ── 理央奈ちゃんはお父さんへのツッコミがすごく上手ですが、お笑い好きのお父さんの影響だそうですね。