2024年7月の内閣支持率の推移

2024年7月の内閣支持率

最新の岸田内閣の支持率は若干上がり、不支持率は少し下がり、20％の大台に回復した状況です。 MC千葉「これを見ると、都議補選の結果はあまり反映されていなように見受けられます」 米重氏「都議補選だけ見ると自民党は負け越ししていますが、他の政党も勝ったわけでもない。既成政党が負けて、都民ファーストの会だけが勝利した」 都知事選では「石丸現象」と言われる無党派層の動きが劇的に作用しました。 これは、既存政党に対する不信感が石丸さんへの投票行動につながった可能性が高いと米重さんは述べました。

内閣支持率の推移

次に、内閣支持率の推移を見ていきましょう。 MC千葉「最近は支持も不支持も、ほぼ同じ水準の数字がでるような印象があります」 米重氏「ある意味内閣支持率は、底を這っているような状態ですが、底を割るわけではない状況……」 石丸氏のように無所属、無党派層から支持を得るキーパーソンが出ていた場合、現政権に対する批判は増えないのでしょうか。 米重氏は「ケースバイケースで起こりうる」とコメント。 続けて、今回の都知事選で石丸氏は、岸田政権の批判より、今の政治全体、既成政党や政治家とは違うというスタンスだったので、内閣支持率に作用する動きにならなかったと解説しました。

次期衆院選比例投票先

次期衆院選比例投票先

次期衆院選の比例投票先について、自民党が上がり、立憲民主党が下がりました。 その結果、先月までは立憲民主党が第1党でしたが、自民党が第1党に復帰しています。 米重氏は「無党派層の立憲民主党の支持という態度が若干薄れたことは、立憲にとっては非常に手痛い状況なんではないかな」と言及。 MC千葉「こんなに一つの選挙でガラッと変わるものなのでしょうか」 昨年の統一地方選挙でも、日本維新の会が一定躍進をしたという選挙結果が伝えられると、日本維新の会の支持率が高まった瞬間がありました。 米重氏「選挙結果が社会にとって一定インパクトがあると、その後の政党や政治家の支持率に影響するということはよくあることですね」と解説しました。