39歳の遅咲き王者“四度目の正直”の津崎善郎「12年かけてやってきたことがこういう証となって良かった」【KNOCK OUT】
4R、MASATOが右ハイ、津崎は圧をかけて右ロー、左フック。MASATOは右ミドル。MASATOの右ミドルに津崎がパンチを合わせに行く。組み合いになり、ヒザ、そしてヒジを狙う両者。津崎の右フック、そして組み付いて右ヒジ。MASATOも左ミドルからパンチ。組み付いて互いにヒザ。MASATOの左ミドルに津崎が右ストレートをヒット。津崎は左右のフック。MASATOは右ハイ。首相撲から互いにヒザ。MASATOの右ミドルに津崎が右ストレート、そして右ミドルを返す。 5R、首相撲からヒジを狙う両者。津崎がワンツー。MASATOの左ミドルに左フックを合わせる津崎。組み合ってヒザの両者。津崎がパンチを的確に当てていくが、MASATOも右ハイをヒット。津崎はワンツーにMASATOはヒジを狙う。首相撲から互いにヒジを狙う。互いに決定打を放てないまま試合終了。 判定は48-49、49-48、49-48で2-1で津崎。コールの瞬間、MASATOはヒザから崩れ落ちた。
津崎は試合後のマイクで「オファーがあったのが2週間前の金曜日で、すごく迷ったんですが断る理由がないなと。試合まで2週間というのが初めてだったんですが、2週間でできることをやって、挑みました。私は27歳で仕事を辞めてプロデビューしました。27歳から始めて、今39歳。12年かけてやってきたことがこういう証となって本当に良かったと思います。勝ったり負けたりで、ぱっとしないんですけど、高いチケットを買って応援に来てくれる人たちにこうやって形になったものを見せられてうれしいです。この後もKNOCK OUTの王者として恥ずかしくないように頑張っていきたいと思います」と初戴冠の喜びを静かにかみしめた。