九州北部 1日夕方にかけて局地的に滝のような雨 土砂災害などに厳重警戒を
今日1日夕方まで、九州北部は雷を伴い滝のような非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。これまで雨で地盤がゆるんでいる所に、さらに雨量が増えますので、土砂災害などに厳重に警戒して下さい。また、溢れた側溝や浸水した場所、増水した川などには近づかないようにしましょう。
土砂災害の危険度高まる
今日1日、活発な梅雨前線が対馬海峡へ南下し、九州は北部中心に大気の状態が非常に不安定になっています。昨夜(30日)から九州は断続的に雨が降り、今日1日明け方から朝は福岡県で非常に激しい雨が降りました。1時間雨量は、福岡県宗像市は65.5ミリ(06:33)と7月の観測史上1位の記録、福岡県北九州市で58.5ミリ(07:31)となりました。 午前11時現在、活発な雨雲のラインはやや南下し、長崎県から佐賀県南部、福岡県筑後地方、大分県西部付近に移っています。 これまでの大雨で、九州北部を中心に土砂災害の危険度が高くなっている所があります。午前11時現在、福岡県や大分県西部・北部、佐賀県南部に土砂災害警戒情報が発表されています。危険な区域にお住いの方は安全な場所へ避難して下さい。
1日夕方にかけて非常に激しい雨 さらに雨量増える
この後も梅雨前線が対馬海峡付近に停滞する見込みです。九州北部は強弱を繰り返しながら雨が降り、夕方にかけて局地的に1時間に50ミリ以上と滝のような非常に激しい雨が降る見込みです。明日2日昼までの24時間に予想される降水量は、九州北部の多い所は180ミリです。発達した雨雲が同じような場所に停滞すると、これよりさらに雨量が増えるおそれもあり、雨の降り方に警戒が必要です。 これまでの大雨で地盤がゆるんでいる所に、さらに雨量が増えますので、土砂災害などに厳重に警戒して下さい。低い土地の浸水や河川の増水、氾濫にも警戒が必要です。 土砂崩れの前兆が見られる所や、溢れた側溝、冠水した道路、増水した川などには絶対に近づかないようにしましょう。 明日2日日中は、九州の雨は次第に小康状態になる見込みです。