【ハイライト動画あり】両者譲らずの展開は九州産業大学が仙台大学に延長11回タイブレークで勝利。全日本大学野球選手権 2回戦
6月10日に開幕した第73回全日本大学野球選手権大会は、大会3日目に突入。明治神宮野球場、東京ドームで3試合ずつが行われ、3日目で大会のベスト8が出揃う。 【ハイライト動画】九州産業大学 vs. 仙台大学|九産大、延長11回タイブレークで勝利
東京ドームの第1試合は九州産業大学(福岡六大学野球連盟)と仙台大学(仙台六大学野球連盟)の対戦だった。九産大は福岡大学、仙台大は星槎道都大学を下しての勝ち上がりだ。
九産大は2回表、無死満塁のチャンスを得ると、7番・日高優成(3年/宮崎商)がショート前タイムリー安打を放つ。一死から9番・岩下天翔(3年/千原台)もレフト前タイムリー安打で続き、2点を先制した。
仙台大も3回裏、1番・平川蓮(3年/札幌国際情)のタイムリー三塁打、2番・平野裕亮(4年/山村学園)のライト前タイムリー安打で、2-2の同点に追いつく。その後は仙台大が先発の1年生左腕・大城海翔(1年/滋賀学園)が好投。九産大は3イニングずつの継投で中盤は得点が生まれない。
九産大は7回表、1番・阿部謙心(3年/九産大九州)が勝ち越しのソロ本塁打を放つ。しかし、仙台大もその裏に2番・平野の犠牲フライで同点に。試合は3-3で決着つかず、10回からは延長タイブレークに入る。
10回は仙台大・佐藤幻瑛(2年/柏木農業)、福岡大・水崎康平(3年/沖学園)が好投し、両校とも無得点。11回は九産大が二死に追い込まれたものの、9番・岩下がレフト前にタイムリー安打を放ち、さらに2番・辰見大成(4年/東海大福岡)が押し出しの四球を選ぶ。
2点ビハインドの仙台大は5番・伊藤颯(4年/鶴岡東)がバントで送り、一死2・3塁から6番・今野悠貴(1年/東陵)の二ゴロで1点差に。しかし九産大の水崎が後続を絶ち、5-4で逃げ切った。
◆試合結果 ※延長11回タイブレーク 九州産業|0 2 0 0 0 0 1 0 0 0 2|5 仙台大学|0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 1|4 ◆投手 ・九州産業:大嶋柊(3年/西日本短大)、一ノ瀬幸稀(4年/長崎商)、水崎康平 ・仙台大学:大城海翔、小野寺唯人(4年/東北)、佐藤幻瑛、渡邉一生(3年/日本航空) ◆本塁打 ・九州産業:阿部謙心(ソロ・7回)
文:大島和人
大島 和人