ブルペンを見守る巨人・阿部慎之助監督

デッカく育て！　巨人・阿部慎之助監督（45）が8日、ファームで体づくりをする若手に食トレのススメを説いた。 【写真】ジャイアント馬場に並ぶ身長２００センチ、自動販売機の横に立つ巨人・秋広 「（大量に）食べられる選手は（現役生活を）長くやっている。若くて育成の子は何か一芸がないとね。パワーをつけるとかさ。体重を増やすのは大事だと思うよ」 川崎市のジャイアンツ球場での秋季練習は主力やベテランが免除されており、20歳前後の育成選手も参加中。阿部監督は鹿児島・鹿屋中央高から育成ドラフト2位で入団1年目内野手の村山（179センチ、66キロ）に特盛の白米を盛り付けながら、こう伝えたという。 「来年のキャンプまでに10キロ増やせ。米を食べて、寝る前に（インスタント焼きそばの）ペヤング、飲み物はコーラ。週4回くらい焼き肉の食べ放題に行ってこい！」 もちろん冗談だったが、要するに『たくさん食べなさい』と提案した。最近、テレビで東海大ラグビー部員が各自『マイ炊飯器』を使って白米を大量に食べているのを見た指揮官は「プロテインを飲んでいるだけで大きくなれないなら、頑張って食べないと」とうなずいた。 阿部監督が高卒1年目の坂本をオフのグアム自主トレに同行させ、「しんどそうだったけど食べていたよ」と毎晩食トレに付き合ったのは有名。食事もトレーニング。あらゆる面でチーム力アップを図る。（谷川直之）