Queenに人生を変えられた中学生時代。フレディの「人々に勇気を与える」魅力
音楽ユニット「Bitter & Sweet」で活動する長谷川萌美。フレディ・マーキュリーの歌声との衝撃的な出会いにより“Queen一色”の中学生活を送り、今も夢中であり続けているという彼女に、その唯一無二な魅力について綴ってもらった。 【画僧】Queenの推し活を満喫する長谷川萌美 『Quick Japan』のコンセプト「Dive to Passion」にちなんで、「私だけが知っているアツいもの」について綴るコラム企画「DtP」。
寝ても覚めてもQueen
Bitter & Sweetの長谷川萌美です。私は2013年に地元・新潟から上京し、約10年音楽活動をしています。 私がアーティストになろうと思ったきっかけは、Queenそしてフレディ・マーキュリーでした。Queenにハマったのは、中学一年の春に友人から、ふと彼らのアルバム『A Night At The Opera(オペラ座の夜)』『Made In Heven』を借りたこと。元々歌が好きで、洋楽ならディズニーを歌うような一般的な子だったのですが、フレディの歌は衝撃的で、今まで経験したことのない刺激を受けました。 それからは、寝ても覚めてもQueenの楽曲が私の体を駆け巡り、「フレディが生きているときに、私も生きていたらよかったのに!」と悔しくなるほど夢中に。すっかりQueen一色に染まった中学生になりました。 たとえばスケッチのために校内を自由に移動できる美術の授業は、私にとってQueenを歌いながら絵を描ける至福の時間。別のクラスで授業を受けていた友人に「萌美の歌うQueenが聴こえてきて、先生笑ってたよ!」と聞くこともしばしばでした。 それから中3の夏、地元の長岡まつり大花火大会を訪れていた観光客とお話する機会があり、その方がイギリス出身と聞いて「私はイギリスのQueenが好き!」と伝えたところ、一緒にQueenの曲を歌って大盛り上がりしたことも。初対面の外国の方と、Queenを通じて心を通わせられた経験は今でも大切な思い出ですし、それをきっかけに人前で歌うことに自信を持てた気がします。