宮崎アニメとゴジラ北米で絶好調 異例の大規模上映、ストも影響か
【ロサンゼルス共同】宮崎駿監督の長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」と、山崎貴監督作「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」が北米で絶好調だ。観客からの評価が高く、興行収入ランキング上位に食い込んでいる。専門家は「邦画としては前例のない規模で上映されている」と話し、米ハリウッド俳優らのストライキが影響した可能性も指摘している。 「ストーリーに入り込んでしまった」。米ロサンゼルスの映画館で「君たち―」を妻と鑑賞したPR業、アンドリュー・シュワルツさん(33)はこう語った。「ゴジラ」を見た中学生、アレクサンダー・コルテスさん(12)は「感動的だった」と振り返った。 不思議な世界に迷い込んだ少年を描いた「君たち―」は8日、米国とカナダで上映が始まった。映画情報サイト「ボックスオフィス・モジョ」の推計によると、公開後初の週末だった8~10日の興行収入はトップの約1300万ドル(約18億5000万円)。その後の週間収入でも1位だった。
「ゴジラ」は1日公開。週間収入は3週連続で3位だった。