トランプ大統領、ハリー王子夫妻をアメリカから追放?過去の大麻、コカイン使用も論点か
和解のきざし
在留資格を失ったら、ハリー王子夫妻にとって大きな痛手だろう。ハリー王子もメーガン夫人も、米国以上に英国での評判が芳しくない。王室ファンはふたりが王政に対して反発したことや、2020年初めにオプラ・ウィンフリーとのインタビューで爆弾発言をし、バッキンガム宮殿での人種差別行為を糾弾したことを忘れてはいない。3年後のハリー王子の自叙伝で糾弾はさらにエスカレートした。王室メンバーの一人ひとりを攻撃しつつ、とりわけ非難の矢が向けられたのは王位継承者である兄ウィリアム皇太子の行動で、凶悪で怒りっぽい男として描かれている。 和解のきざしはあり、とりわけ国王チャールズ3世とキャサリン皇太子妃のガン発表後、そうした期待が高まっている。もっともいまのところハリー王子夫妻はイギリス王室との距離を保ちつづけている。今年、ハリー王子はわずかな回数ながら実家を訪れた。可能性としてはかなり低いが、ハリー王子が徐々にイギリスに戻ってくることが考えられなくもない。あるいは最近住居を購入したポルトガルなど、別の国に住むことを夫妻は選ぶかもしれない。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)