マッチングアプリ悪用し許可なく接待行為か 男女4人逮捕 “高額請求”も? 注意点は…
日テレNEWS NNN
新宿・歌舞伎町のバーで許可なく接待行為をしたとして、従業員4人が逮捕されました。客との接点はマッチングアプリでしたが、4人は従業員であることを隠して客を誘い込み、高額な請求をしていたとみられています。 ◇ 25日夜、『news zero』が話を聞いたのは、マッチングアプリで知り合った女性と食事に行き“ぼったくり”の被害にあったという男性です。 池袋駅で待ち合わせ後、向かったのは「女性が決めたバー」だったといいます。
“ぼったくり”にあった男性(24) 「総額で支払った額が54万とか、内訳がお店側から請求された金額が34万くらい」 急に店で、大量の高い酒を頼んだという女性。会計の際、男性のお金が足りないことがわかると、店員がコンビニのATMまでついてきた上、現金で不足している分は、クレジットカードでネックレスを購入させられたといいます。 “ぼったくり”にあった男性(24) 「いざ当事者になってみると、でかい金額言われたときに頭が真っ白になって、普通に考えたらあり得ないようなこともおかしいと思えない状態になっていると、経験してわかりました。被害をなるべく、ちょっとずつでも減らしていけたらと」 いま、40歳未満の既婚者の4人に1人の「出会いのきっかけ」となっているマッチングアプリ。(こども家庭庁の調査 今年7月) その「マッチングアプリ」を悪用したとみられる逮捕者が出ました。中沢美亜容疑者(22)、本橋万桜容疑者(20)、自称・砂押愛乃容疑者(26)、そして19歳の少年の男女4人は23日、東京・新宿区の飲食店で、風俗営業の許可を受けていないにもかかわらず、マッチングアプリで知り合った男性に接待行為をした疑いがもたれています。 店から押収されたものの中には、38万円を超える伝票も。どんな手口で誘い出していたのでしょうか? 警視庁によると、マッチングアプリで知り合った男性に、バーの従業員であることを隠していたという容疑者たち。新宿駅前で待ち合わせると「友達と前に行ったときに入れなかった店に行きたい」などと言い、歌舞伎町にある自分たちが勤めるバーへ。特定の客をだますため、普段は一般客が入れないよう、店に鍵をかけていたといいます。