【ボクシング】ライトフライ級ホープの高見亨介が「圧倒的に倒す」同級世界王者の岩田翔吉に刺激
プロボクシング日本ライトフライ級1位のホープ、高見亨介(22=帝拳)が、同門の先輩の世界王座獲得を刺激にデビュー8連勝を目指す。 2日に東京・後楽園ホールで行われる「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」で、ジョマー・カインドグ(フィリピン)と同級8回戦に臨む。1日、都内で計量をクリアした高見は「今回はどういう勝ち方をするか注目されているので、圧倒的に倒して勝ちたい」と意気込んだ。 7月のウラン・トロハツ(中国)との試合は8回判定勝利。1階級上を主戦場とする世界挑戦経験もある強敵を圧倒して、戦績を7戦全勝(5KO)に伸ばしたが、試合後は「ふがいない試合。次回はもっと強くなった姿を見せたい」(高見)。今回の試合では結果はもちろん内容にもこだわる。 大きな刺激も受けた。先月13日に同じ帝拳ジムに所属する同階級の岩田翔吉(28=帝拳)が、WBO世界ライトフライ級王座決定戦で2位ノリエガ(スペイン)に3回TKO勝利を収めて、世界王座を獲得した。「今日、ジムを出る前に翔吉さんの応援Tシャツをもらった。見本になる先輩がいい刺激をくれたので、しっかり追いつきたい」。 来年は日本タイトル挑戦も決まっている。約9キロの過酷な減量に苦労はしているが「動きに支障が出るようであれば階級を上げることも考えるが、今のところ動けている。タイトル戦も控えているので、この階級で(世界へ)弾みをつける。そのためにまずは目の前の試合に集中したい」と、岩田に続く決意だ。【首藤正徳】