リドリー・スコット:デンゼル・ワシントンの『グラディエーターII』のキャラクターは「トランプに非常に近い」
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でデンゼル・ワシントンは、ローマ支配を目論む華やかな武器商人である元グラディエーターを演じている。 リドリー・スコット:デンゼル・ワシントンの『グラディエーターII』のキャラクターは「トランプに非常に近い」 彼が演じるマクリヌスというキャラクターは、歴史上の実在の人物をモデルにしている。しかし、リドリー・スコット監督は、マクリヌスは現代のある政治家に少し似ていると話した。 このキャラクターの(ネタバレなしの)バックストーリーを説明する際、スコットは米『ハリウッド・リポーター』(THR)に次のように語った。「彼はギャングでもあり、トランプに非常に近い。賢いギャングスター。彼は混沌を生み出し、混沌から進化することができる」 ワシントン自身は以前、このキャラクターについてこう語っている。「彼は自分の母親を利用し、自分の子供を利用する。彼は悪魔と寝ているんだ」。 この70歳の俳優(そのシーンを見事に演じ、アカデミー賞の話題を呼んでいる)はまた、映画から削除された同性同士のキスをしたと発言して話題になった(映画のオリジナルカットは4時間近くあったとスコットは語っている)。しかしスコットは後に、そのキスはリハーサルで演じられたが、最終的にはカメラに収めることはなかったと明かした。 また、ワシントンは最近のインタビューで、10年近く禁酒していることを明かした。「私はクリーンだよ。今年の12月で10年になる。60歳でやめて、それ以来1杯も飲んでいない。70歳になったようなものさ。現実だ。そして、大丈夫だ。これが最終章だ。あと30年、どうやって生き続けようか?母は97歳まで生きたんだから」 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は今週末公開。スコット監督が2000年にアカデミー賞を受賞したアクション大作の待望の続編で、ワシントンのほか、ポール・メスカル、ペドロ・パスカルが出演する。 ※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果