【日本ハム】2年連続GG賞の万波中正「もっとうまく」 〝金ピカ〟辰己涼介には「期待以上」
日本ハムの万波中正外野手(24)がさらなる守備力向上へ、並々ならぬ意欲を燃やしている。 28日に都内ホテルで行われた守備の名手に贈られる「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。2年連続で受賞した万波は「(外野部門を)受賞できるのは(リーグで)3人だけなので。そこは素直にうれしいです」と笑顔。来季の目標には「シーズン全試合出場」を掲げ「今年は当たり前に全試合に出るつもりでオフシーズンから準備していましたけど、全部というのができなかったので。来季はそこを目標に頑張りたい」と意気込みを明かした。 万波はすでにチームの中心選手。新庄剛志監督(52)からもチーム内で数少ないレギュラーの一人として全幅の信頼を置かれている。特に守備に関しては球界屈指の強肩を誇り、ポジショニングを含めた総合的なセンスは他の追随を許さない。となれば、さらなる守備力強化は不要に思われがちだが、本人は現状に満足していないという。 「守備に関しては去年よりもスローイングの安定感は増した感じはありますし、ポジショニングも打者と投手の兼ね合い、球種などで『ここに来るんじゃないか』という予測のもとでうまく守れたのもあったので良かったとは思います」と一定の手応えは口にした。しかし「いろんな突発的に起こることに対してもっとうまく反応できる体をつくっていきたいので。スポーツって自分の体でプレーするものですし、なるべく一定にというか安定させないといけない。本当の意味でのリーグのトップにいきたいので。そういうところのレベルアップは不可欠かなと感じています」と貪欲だ。 外野部門では、この日の表彰式に〝全身ゴールド〟で出席した楽天・辰己もライバルとなる。その姿には「いや、すごいっすね。期待以上じゃないですか。僕にはあの胆力はないですけど」と圧倒されたが、球界最高峰の高みを目指して技術向上を図っていく。
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