I-neサステナ担当役員、健全な危機感が事業を持続可能に
記事のポイント①I-ne(アイエヌイー)はヘアケア製品や美容家電などの販売を行う②2020年に上場してから4期連続で増収増益を続ける③同社がサステナを推進する理由は、健全な危機感を持つためだ
ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」などを手掛けるI-ne(アイエヌイー)は2020年に上場してから4期連続で増収増益を続ける。急成長中の同社がサステナビリティを推進する理由は、健全な危機感を持つためだ。同社の松江朝子・執行役員CSuO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)は「Z世代より若いα(アルファ)世代の声を聴くことが効果的だ」と話す。(聞き手・オルタナ副編集長・池田 真隆)
――23年度の売上高は416億4300万円で過去最高を更新しました。上場以来、増収増益を続ける要因は何ですか。
当社は独自のブランドマネジメントシステム「IPTOS(イプトス)」に基づき新規ブランドを企画し、成長軌道に乗ったブランドにさらに投資するという事業戦略を取っています。 イプトスとは、アイデア、プラン、テスト、オンライン/オフラインテスト販売、スケールの頭文字を取った言葉です。当社が独自に生み出した商品開発におけるフレームワークです。 このフレームワークに沿って開発を行い、テストフェーズをクリアした商品は実際に売れる見込みが立ちやすいです。23年に実施した予測では、主力ブランド「BOTANIST(ボタニスト)」や「YOLU(ヨル)」などのブランド平均で予測精度は94.6%でした。過去3年間のヘアケア新規ブランドのヒット率(年間売上高10億円以上)も75.0%です。 このフレームワークは再現性が高いので、相次いで新規ブランドを開発できるのが当社の強みです。 ※この続きはオルタナ・オンラインでお読みください。 この続きは) ■1通のメールで「価値」に気付く ■ESG推進は信頼性を高める ■α世代の価値観が社内を変える