働かずに年間1億円を稼ぐために【里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール!】第11回
■現在の1億円は、10年後も1億円の価値があるのか? 里崎 やっぱり、僕にはどうしてもその考え方は理解できないや(笑)。投資はギャンブルじゃないんだから、きちんと考えてから判断しないと痛い目に遭う可能性が高くなるし、もっと慎重にあらゆる可能性を考えたほうがいいと思うけど......。 五十嵐 確かに、実際に痛い目に遭ったこともあるけど、前回も言ったように、「だったら、もっと仕事を頑張って稼げばいいや」って考えるタイプなんですよ、僕は(笑)。もちろん何も考えていないわけじゃなくて、仕事がなくなったときのことや、働けなくなったときのことも考えて、自分なりのリスクマネジメントはしているつもりですけどね。 里崎 その点は、僕もいろいろ考えていますね。例えば、「今の1億円は、10年後にも本当に1億円の価値があるのか?」とかね。下手したら、5000万円ぐらいの価値しかないんじゃないか? そんなことは考えていますね。 五十嵐 それはありますね! 里崎 物価変動やインフレ状況によって、お金の価値は変わっていくものでしょ? だから、常に「現在の1億円が、未来の1億円である保証はない」と考えていて。現役を引退したときに、「引退後も年収1億円を稼ぐ」という目標を立てて、それを7年半くらいかけて実現したけど、最近の目標は「働かなくても1億円を稼ぐ」こと。そうシフトしているのも、お金の価値が変わることへの危機感があるからだね。 五十嵐 「働かなくても稼ぐ」というのは、投資による不労所得のことですか? 里崎 それもあるよね。その点は、今、いろいろな人の話を聞いて勉強しているところ。投資信託については、黙っていても右肩上がりの状況が続いているけど、それとは別に個別銘柄の動向についても勉強してます。例えば、「オニツカタイガー」って知ってる? 五十嵐 アシックスの前身で、若者に人気のスニーカーブランドですよね。復刻版はなかなか手に入らないって聞いてるけど......。 里崎 そう。オニツカタイガーは日本の若者だけじゃなくて、インバウンド需要もすごいから、この4年で株価が10倍以上になっている。600円程度だったのが、すでに7000円以上。そういう銘柄をきちんと見極めることができれば、「働かずに1億円」というのも、かなり現実的なものになるんじゃないかな?